2009年3月13日金曜日

飛び込んで行こうよ

有り難いことに、こちらの人はとっても親切な人が多いです。
多分、日本人よりも親切。

怖い顔しているオジチャンも、実は親切だったり。

こちらが質問したら、
スマートな方法で、簡潔に、
とかそういう意識での対応ではなく、
親身になって、一生懸命応えてくれます。

人に関わろうとしない日本の生活は楽だけど、
ちょっと人間関係から逃げてるのかも、
とか、考えさせられる。

そんな身近な親切中国人の一人は、学校のイェン先生。


今更ですが、今日は授業の後に肝炎の予防接種を受けに行きました。
でも、一人じゃ行けないから、先生に連れてってもらいました。

私が予防接種について相談すると、二つ返事で
「いいよ、一緒に行きましょう」
と。
優しい~。
病院のことも沢山調べてくれて、とってもとっても親切。

今日はお昼ごはんも先生と一緒に、四川料理を食べ、
(辛い!旨い!)
楽しくおしゃべり。
先生とオノダンはとっても気が合うと、ここでも実感。

その後、予防接種を。
(痛い…)

その後、我が家の近くのスーパーに先生も行くというので、
一緒にスーパーへ。

スーパーまでの道のりも楽しいトークが繰り広げられ、
ここでも先生に会えて本当に良かった~、
と実感。


していたのだが…


「言い出すタイミングが分からなくて、今まで言えなかったんだけど…」

「私…」

「4月から日本に行きます」


とな!

何ー!!?


先生は日本語の勉強のために、東京に行くそうです。
仕事のために、もっと沢山勉強したいと。

先生の将来のことを考えると、とっても良いことだけど、
オノダンは寂しい…。


先生は、日本に行くことは自分で決めたけど、
やっぱり中国を離れたくなくて、
友人や知り合いと離れるのもとっても辛くて、
今は日本に行きたくない、
と言っていました。

きっと、この国が大好きで、
この国で幸せに生活してきたんだろうな、
ということが伝わってきた。

国が違っても、
誰でも、
故郷は特別なんだろうと。
故郷で暮らす幸せっていうのは、
いつものことで気づかないけど、
確実に存在するんだろうと。


そういう姿が自分と重なり、応援したい気持ちでいっぱい。


スーパーでは、日本に持っていくための、
中国特有の香辛料や漬物、乾物などを買いこんでいました。
(これがオノダンには興味深かった~。中国の食材は超面白い!)

そうそう、オノダンも味噌や醤油、梅干しとか切干大根、昆布とか 、
日本~~!
っていうものが必要だよ、
どこにいても故郷の味が必要だよ、
と思い、
姿が、また自分と重なる。



先生に教えてもらえるのは、あと2週間。

最後までしっかり一緒に勉強しよう。
日本のことも沢山教えてあげよう。

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